日経新聞が、PS4製造で中心的役割を担っているソニー木更津サイトの内部を取材した記事を掲載しています。詳細はぜひ元記事をご覧ください! 本来は企業秘密のかたまりである生産現場の様子が、大量の写真とともに紹介されています。
プレイステーションの作り方、知っていますか?
累計1億台以上を売り上げるプレイステーション4の生産現場。その技術を写真で伝えます。#PlayStation #プレステ #Sony #PS5https://t.co/xn2LV6T3UD pic.twitter.com/8BO1jEsUft— 日経ビジュアルデータ (@nikkeivdata) June 25, 2020
驚くのは、極限まで自動化されている作業工程。ほとんどロボットが組み立てを行っていて、32台のロボットが1台のPS4を30秒間で作るそうです。しかも、PS4内部の各種ケーブル類も、絶妙な力加減でロボットが取り付けているとのこと。
1台のアームがつまみ上げたケーブルを固定し、もう1台のアームで先端部分をつかむ。ひねりを加えて角度を調整したらコネクターへ。差し込みは強すぎず、弱すぎずの絶妙な力加減。
設置当初は80台を超えるロボットが物々しく並び、実用にはほど遠かった。
ひとつひとつの作業工程を丹念に見直してきた。1台のロボットが右へ左へと平行移動を繰り返し、それぞれの場所で別のロボットと共同作業にあたる2役をこなす工夫も。もっと効率良く、もっと正確に。ラインの下部やロボットを囲むパーテーションのあちこちに書き込まれたメモが、これまでの試行錯誤が物語る。2018年にようやく全工程の自動化を完成させた。
人件費の安さを求め、日本の工場を閉鎖して中国などに移転する事例が目立ちますが、この木更津サイトのように徹底的な自動化で日本国内でもコスト競争力のある仕組みをつくりあげることができるんですね。さらに、そこで出来上がった仕組みをそのまま海外の工場にも移植する「マザー工場」として製造の中心であり続けているというのが素晴らしいですね。