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FF7リメイク、クラウドはAIが視線を動かしたり表情つけたりしていた! CEDEC2020

ゲーム開発者向けの国際会議、CEDEC2020でスクエニがFF7リメイクの技術について解説を行いました。
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講演の前半はアニメーションについて。プレイヤーの操作や環境によってリアルタイムにアニメーションを合成する方法が語られています。後半は顔、フェイシャルアニメーションについて。昔はひとつひとつ手でつけていた顔の表情、今はAIが自動でつけるところが広がっているようです。例えば、声優がしゃべっているセリフにあわせて口をパクパクさせる「リップシンク」。これは音声データとテキストデータから、自動で口を動かしているそうです! なので、日本語版と英語版ではちゃんと口の動きが違うという…! さらに、まばたきや視線の移動、声の調子から感情を読み取って表情までも変化。 声が大きいときは首や上半身が動きます。

これまで表情の指定などは、プランナーが手動で入力していたとのことで、シーンも膨大なので、指定をせずに会話を進めるというシーンも多かったようだ。以上の技術をすべて合体させることで、カットシーンなどを除き自動生成で賄い、アクションでも何気ない会話シーンでも、表情豊かな会話が味わえるようになったということ。

オリジナルのFF7はセリフはすべてただのテキストでしたが、FF7リメイクはフルボイスでキャラクターの身振り手振りもあってとにかく物量が膨大。限られたスタッフで限られた期間であれだけの仕事をするにはこうした自動化は欠かせない技術なのでしょうね。

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