PS5の転売は海外でも問題になっていて、2つの事例を紹介した記事がAutomatonに上がっていますのでご紹介。元ネタは海外メディアのBusiness Insiderで、転売屋に直接取材しているもの。詳細はぜひ全文を読んでいただきたいのですが、ここでは一部を要約してご紹介します。
一つ目は米国のMike F氏で、これまでに221台のPS5を確保して、1週間足らずで4万ドルの利益を出したとのこと。給料出して人を雇ったり、botを使ったり、様々な手でハードを確保している手口が明らかに。もともと氏はPS5だけでなく、人気のスニーカーの転売などで得たノウハウがある
ようです。
二つ目の事例は英国の転売業者グループCrepChiefNotify。なんと会員数が数千人にものぼるグループで、構成員全体で3500台ものPS5を確保したそうです。やはりbotなどのツールを開発して在庫を確保しているとのこと。
Automatonの元記事には在庫を確保するための手口(というか苦労話)や転売に至った経緯などが語られています。
どちらの例にも共通しているのは「合法」というところですね。日本の転売にも言えますが、なかなか法的措置で取り締まるのは難しい領域で、メルカリ、ヤフオク、Amazonなどの裁量にゆだねられるところが大きいです。ただし、転売によって損害を受けるのはユーザだけでなく、ソフトが売れないことによって売り上げが減るソニーやソフトメーカーも被害者。ぜひこうした企業には積極的に動いてほしいところ。Switchなんてもう1年以上正常に買えない状態が続いていて、異常事態ですよね…。