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AMD、PS5などのゲーム機やRyzenのCPU供給不足は2021年上半期は続くとの見通し

PS5とXSXのCPUを供給し、さらにインテル Coreシリーズの性能を超えてバカ売れのCPU「Ryzen」も供給している米AMD社が、決算発表の中でCPUの供給不足は2021年上期まで続くとの見通し示しました。

上期はまだ供給はタイトなものになるが、下期には供給量を上げられ、年間を通じては需要に見合う供給ができるだろう

とのこと。

AMDはCPUの設計だけ行い、自前では工場を持たずに製造を外部委託しています。その委託先は台湾のTSMCなのですが、ここがいまインテルを超える技術力で大人気! アップルのiPhone向けチップや、クアルコムのスマホ向けチップ、さらに自動車向けの半導体までも手掛けています。 つまり世界の様々な巨大産業がTSMCの製造ラインを取り合っている状況。世界の大企業が「TSMC待ち」になっていることから、各国政府がTSMCに対して増産要請をするレベルの話になっています。
参考:台湾TSMC、生産技術で独走 各国政府が増産要請(日経新聞 2021年1月27日)

市場規模ではゲーム業界より自動車業界のほうがはるかに巨大ですから、まずは経済への影響が大きい自動車産業が優先されそうで、ゲーム機にラインを振り向けてもらえるのにはまだ時間がかかるかもしれませんね。

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