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日経新聞「スクエニ株、18年ぶり首位陥落 膨張する開発資産を警戒」

TGS スクエニブース

日経新聞の有料会員向け記事に「スクエニ株、18年ぶり首位陥落 膨張する開発資産を警戒」という見出しのものが出ていました。時価総額が18年ぶりにカプコンに追い抜かされ、コエテクにも抜かれたことから、こういう見出しになっています。

とはいえ、業績は好調で時価総額が右肩上がりの中、右肩上がりの勢いで負けたというかんじ。

スクウェア・エニックス・ホールディングスの時価総額(足元で約7600億円)がゲームソフト大手3社で最下位に沈んでいる。2021年3月期は営業最高益を更新し、売上高や利益規模は3社でも首位だ。「ドラゴンクエスト」など人気タイトルを抱えるにもかかわらず、時価総額で水をあけられているのはなぜか。背景には開発資産が膨らむ中、規模に見合う利益を効率的に生み出せていないことへの警戒がある。

こんなセンセーショナルな見出しをつけるほどのことか?と。記事中では「コンテンツ制作勘定」が年々膨らんでいることを懸念していますが、これってAAAタイトルを開発していることの証なので、そんな悲観することか?と思います。

個人的には、株価が上がらなかったのは、海外から過剰な期待をされていたアベンジャーズの失敗が大きいと思っています。ストップ安になりましたから。ただ、AAAの失敗を補うFF14やスマホゲームがあるので、安定的に利益は出ているんですよね。

記事の結論が「儲かるスマホゲーム開発しろ」「1400億円の現預金多すぎるから自社株買いしろ」と、クソみたいな内容なので、あまり取り合わないほうがよいのではないかと。 日本のサラリーマン社長はリスクを取りたくないあまりに「選択と集中」という名の撤退戦ばかりやった結果、今の日本経済の没落があると思います。 そんな中、勇気をもってAAAタイトルの自社開発を続けるスクエニの姿勢は素晴らしいと思います。SIE本拠地が米国に移ってソニーのJAPANスタジオが大幅リストラの中、日本のゲーム開発の火を絶やしてはいけません! 

ちなみに、直近の作品のメタスコア(全世界のメディアのレビュー平均)はこんなかんじ…。そんな悪くないけど、半年に1回くらいヤラかしてるかんじですかね…(泣)。

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