スクエニが開発中の新作ハクスラ系ゲーム『バビロンズフォール』において、FF14の装備のCGモデルが流用されているのではないか?との疑惑がTwitterなどで話題になっていましたが、この件について斎藤プロデューサーとFF14の吉田プロデューサーが公式に認めるコメントを公式サイトに投稿しました。
実際のゲーム画面ではこちらのTweetのように、モデルが同じであることがわかります。βテストに参加していたユーザの間でざわついていました。
I'm laughing (and maybe sorry) at how much this has gained traction 💀
Here's some more fun: pic.twitter.com/AoTh55QGCL— Hina ⛩ 🌝 (@duchessdynamic) November 18, 2021
斎藤Pのコメントを一部抜粋すると、単刀直入にデータが入っていることを認め、さらにFF14の吉田Pからその申し出があったことが明かされています。
結論からいうと「BABYLON’S FALL」には、「ファイナルファンタジーXIV」からお借りした装備やエモートのデータが入っています。
「BABYLON’S FALL」を社内でプレゼンした際、同席していた「ファイナルファンタジーXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹から協力の申し出があり、「それならばぜひ!」とお願いして実現したものです。データの実装にあたっては「ファイナルファンタジーXIV」チームの確認を行いながら慎重に対応しました。
FF14の吉田Pも次のようなコメントを公開しています。
ハクスラ型のゲームは、たくさんのアイテムや装備があって、面白さが格段にアップするからです。しかし、「BABYLON’S FALL」は完全新規タイトルであり、新たな挑戦だからこそ、予算を天井知らずでかけるわけにもいきません(ここは重要です)。
僕は大のオンラインゲームファンでありゲーマーであり、かつ、開発者でもあります。
だからこそ「BABYLON’S FALL」が成功し、もっともっと日本発のオンラインゲームが元気になり、プレイヤー人口が増えることになれば、こんなに嬉しいことはないのです。そこで「じゃあ、FFXIVのアセットも使いましょう。莫大な数があるので、FFXIVだけで眠らせておくのは勿体ない。どうです?」とお話を持ち掛けたのがスタートです(それがまさか、こんなにザワつく話題になるとは思いもしませんでしたが……)。
ということで、同じスクエニ社内でどう流用しようが別にスクエニの勝手なわけですが、コミュニティで話題になっていることに対して、誠実にコメントをいただけた格好です。さすがのお二人ですね!
#FF14 チームにはアセットだけでなく、ノウハウも惜しみなくご提供いただいてます。
さらにいうと、#DQX チームにもめちゃくちゃ協力いただいています。 https://t.co/8eyzCMqii9— エハラジュンイチ (@eharajunichi) November 25, 2021
16はよ
低レベルの装備なんて下手したら10分も着ないようなものに工数をかけたくないしかといって手を抜くわけにもいかないし・・・なのでタイトル間で流用するのはかしこいですね。これからは「スクエニゲームの低レベル装備といえばいつものコレ!」みたいな風潮になるかもしれませんw
FFオリジンはどうするのかなぁ
ネットでざわついてしまったのはFF14が以前にパクリ問題に巻き込まれたり、バビロンズフォールがスクエニよりもプラチナ開発のイメージが強かったりするせいでしょうか
海外ではエンジンやアセットの横展開は常識なんですがね…探してネタにする遊びもある位。てか独自エンジンやアセットを毎回作成する生産性の悪さがHD以降の日本ゲーム業界の衰退につながったわけで。。
(日本で言えば声優さんで「中の人」繋がりやったり、キャラデザ担当(生みの親)繋がりで「兄弟」とかネタにしたり、世界線を混濁させてネタにしたりする)
ちなみに日本でも特撮で着ぐるみを流用するのは常識でした、これも有名で色々な着ぐるみが魔改造されて様々な特撮で使われ続けました。
最近だとバンナムがガンダムシリーズでMSのアセットを社内で共有することで、モデリングの品質を維持しつつ開発コストの低廉化と実装スピードを上げているのが有名ですね。
好調なバトオペ2やガンダムブレイカーのスマホ版などは社内モデリングを利用することで、これまでありえなかったスピード感(新型MSを毎週数機実装)で非常に好評らしいですし。