ソニー公式のPS BlogでFF10とFF10-2についてスクエニの北瀬佳範さんが当時を振り返る文章を寄稿しています。PS2向けに初めてのFFで、しかもシリーズ初のボイス入りということで、様々な開発時の苦労が語られてることが多いFF10ですが、解像度や色数にも迷いがあったそうです。
新しいグラフィックスを表現するために色数をとるか、解像度をとるか判断しなければなりませんでした。PS2といえどもスペックの限界があり、どちらかを選択しなければならないのです。
我々は鮮やかなスピラの世界を表現するために、当初は色数のメリットを選択しました。
しかしながら開発中に発売される他社のゲームなどの動向をみるに、次世代のゲームはより高解像度をファンが望むようだということが徐々にわかってきました。
結果的にマスター締め切りの半年前に、色数よりも高解像度に判断を変更しました。
また、FF10-2で最も困難だったのは実はタイトル決めだったことが明かされています。
意外に思われるかもしれませんが、『FFX-2』を開発する上で最も困難だったのは、どのようなタイトルにするかでした。ナンバリングのタイトルに続編があるというのが前代未聞だったので、「X-2」を提案した時は、「『FINAL FANTASY XII』と間違われてしまう」と、最初は会社に却下されたものです。もちろん、今では定着しています。
このほかにも、様々な裏話が語られていますので、ぜひ全文をごらんください。