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スクエニ松田社長が入社からFF11発売までを語る

FF11の20周年記念サイトでの関係者対談企画。今回はスクエニの松田社長です。インタビューパート1パート2パート3。スクエニに入社する前からゲーム好きだったようで、インベーダー世代。

私の生まれは富山県の田舎なもので、地元にはいわゆるインベーダーハウスやゲームセンターのような立派なものはなかったのですが、国道沿いに小さなドライブインがあって、そこに『スペースインベーダー』の筐体が置いてあったんですよ。それはもう、友だちといっしょに足繁く通いましたね。お袋には、「『スペースインベーダー』を遊ぶと不良になるからダメ!」と釘を刺されていたなぁ(苦笑)。

まさか、その数十年後にインベーダーゲームを作る会社の社長になるとは思っていなかったでしょうねぇ(笑)。

FF9/10/11の同時発表が行われた2000年1月末の「スクウェア・ミレニアム」発表会当時は一時的にスクエニを退社していた当時ですが、ワンダースワン向け作品を開発中だった河津さんチーム以外が全員FFを開発していたそうです。

そんなこんなで発売を迎えたFF11ですが、当時はオンラインゲームのローンチにつきもものサーバダウン祭りに。Webマネーまで落ちる大惨事になっていました。そんな昔話も語られています。

ゲーム側ということではなく、決済システムのほうがパンクしてしまったそうですね。
松田 そうですね。『FFXI』は『FF』シリーズのナンバリング作かつ、日本における大規模オンラインゲームの先駆けで、しかも家庭用ゲーム機に向けたタイトルです。そのため、これが初めてのオンラインゲームだというお客様が本当に多かった。そういった注目度の高さの裏にあったリスクが、あの大混乱で顕在化しました。全国紙の新聞に謝罪広告を出すなど、しばらく対応に追われていました。

ちなみに、ここで語られている謝罪広告、ワタクシ、ばっちりカメラに収めていました(笑)。

2002年5月18日のFF11の謝罪広告(管理人が自宅で2002年当時に撮影)

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