ソニックザヘッジホッグを生み出した、ゲーム界のレジェンドの一人、元セガの中裕司氏がスクエニに移籍して開発した『バランワンダーワールド』は市場での評価が大変低いものとなっていますが、なんと、発売の半年前にスクエニからディレクター解任の業務命令が出ていたことがわかりました。ご本人はこの業務命令に納得できておらず、スクエニに対し訴訟を起こしていたことをTwitterで公表しました。すでに裁判は終了しているようです。なお、中氏は2021年4月30日にスクエニを退社しています。
ご本人が内容の詳細をTwitterで公開されておりますので、転載いたします。片方だけの言い分を掲載する形になりますので、その点、公平性は欠いております。ご留意ください。また、争点や判決についても不明瞭な記載となっています。 ひとつ言えるとすると、プロデューサー、ディレクター、開発会社のアーゼストの間で信頼関係が崩れてしまっていたのでしょうね。
バランワンダーワールド発売の約半年前にバランワンダーワールドのディレクターから外される業務命令が出されましたので、スクウェアエニックスに対して裁判所で訴訟を提起していました。裁判が終わり業務命令が現時点で効力は失われていると言う事ですので、お話したいと思います。#BalanWonderworld pic.twitter.com/9KE7hLqfor
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
ゲームとゲームファンを大事にしないスクウェア・エニックスは駄目だと思います。
裁判の資料によりますと、2つのポイントで私はバランワンダーワールドのディレクターから外されました。プロデューサー、宣伝担当、サウンド担当、担当取締役、人事部によって実行されました。— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
一つはプロモーションでゲーム楽曲をYouTuberがピアノ演奏をして譜面を公開するとの事で、オリジナルゲームを出すのにアレンジされた楽曲を、しかもゴーストライターが譜面を書くのがおかしいと思い、オリジナル楽曲の譜面を出したいと主張した事でトラブルになりました
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
もう一つは裁判資料によると、開発中に不具合が発生しているにも関わらず修正せずにアーゼストが提出してくる事に対して私が言った事や、ゲームを良くする為に私がコメントしている事でアーゼストとの関係が崩壊していると書かれていまして、それをプロデューサー藤本に大島が話をしたと言う事です。
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もう一点、大島が藤本に宛てたメールで、「先ほどスタッフを集めて、体験版をずらす件を伝えました。「このご判断は藤本プロデューサーです。我々は藤本さんの為にも頑張りましょう」と伝えたところスタッフから拍手と歓声が起きました。想定外でしたので感動致しました。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
最近、沈みがちだったスタッフに活気がよみがえりました。誠にありがとうございました。スタッフ一同、頑張らせて頂きます。」
との事ですが、スケジュールは私ではなくプロデューサーが決めるので関係ないですし、スケジュールがきついのはプロデューサーが決めた事です。何かおかしいですよね。— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
オリジナルゲームを出すのに、アレンジした楽曲の楽譜だけが世に出るのは、やはりよくないと思います。みなさんご存知の口ずさめるゲーム音楽があると思うのですが、それってゲームのオリジナル楽曲かと思います。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
ゲームは最後までいかに良いゲームにするかを努力して、ゲームファンの方々に買って頂いた時に楽しんでもらいたいと思って作る物だと思います。コメントしてくるディレクターを時間が足りないので、相談もなしに外して一切関わらせないと言うのはおかしいと思います。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
SNS等のリツイートやいいね等も禁止されていましたので、スクウェアエニックスはゲームファンの方々を大事に出来てないと思います。バランワンダーワールドの様々なコメントやとても素敵なイラストを書いて頂いたりと沢山ありましたが、私が何も出来なくて本当に申し訳なく思っています。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
私としては未完成のバランワンダーワールドを買って頂いたお客様には本当に申し訳ないと思っています。
今後はSNS等で、私のみにメンションやタグ付け等をして頂いた場合には反応が出来る事もあるかと思います。— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
ゲームを作っているのですから良いものを作る為の修正要望を出すのは当然の事だと思いますし、もしそれが出来ないのであれば話し合いをすれば良いだけだと思いますが、それが出来ないようです。ゲームを大事に出来ていないと思います。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
ソニックザヘッジホッグですが、マスターアップの2週間前にリング1枚でも持っていたら死なない仕様に変更しました。みなさんご存知のこの仕様にいたるにはやはりギリギリまでゲームをよくする事をしていたので、現在も世界中のみなさんに楽しんで頂けているのではと思っています。#SonicTheHedgehog
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
ギリギリまでゲームをよくするのがゲームクリエイターですしそれが出来ないようにすると言うのはやはりおかしいと思います。弁護士先生にお願いして、なんとか最後まで開発のコメントを出すだけでもと交渉しましたが、全く聞き入れなかったので裁判所で訴訟を提起しました。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
バランワンダーワールドはみなさんご存知のような結果と評価になっているのはこの件が大きく関係しているのではと思っています。自分で最初から作り出した作品がこの様な結果になっているのは本当に残念です。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
私的には未完成作品「バランワンダーワールド」を世の中に出してしまった事が、本当に残念でなりません。色々な事を考えてアクションゲームとして世の中にきちんとした形で出したかったです。スクウェア・エニックスとアーゼストはゲームとゲームファンを大事にしない会社だと思います。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
直近のチョコボGPやクロノクロスリマスターも雑な仕事だったので信じるよ
大人気ないなあ…としか。
会社を悪者にしたいなら、読んだ人を味方につける文章でないと意味がないでしょう。最後の追い込みにかけていたのに外されたという不満はユーザーには関係ない話。自分がいればここに手を入れてこういう面白いゲームになったんだということを伝えないとユーザーの心はスクエニ憎しに傾かないと思います。
アプリを一人で完成させたニュースを聞いてめげないクリエイターなんだなと良い印象を持ってたので、ちょっと残念な話です。
中さんがスクエニを提訴した!というタイトルだけ見たときはまーたスクエニはなんかやらかしてプンプン!とか思ったのですが
ちょっとツイート悪文すぎて、このレベルで作業指示をしていたのかとか邪推するとデベロッパー側に同情してしまいますね・・・
どちらにしろ印象論でしかないし、最終的にもその域を出ずに話題がフェードアウトしていくのではないでしょうか
ゲームを良くしたい良くしたいって一般人を味方につけるような物言いで辞めた会社を悪者にするのは簡単
話合えばいいとか言ってるけど話を聞く態度をそもそも見せていたかのかね?
ディレクタープロデューサー間ですら意思疎通がままならないプロジェクトで
外注会社の事情を含めた建設的な話し合いができるようなプロジェクトだったかははなはだ疑わしいね
まぁそれを中に全ての責任があったとは思わないけどディレクターだからそれ相応の責はあるやろ
法の支配、揺れるユーザー感情。
擁護しずらくて草
何のための裁判なのか分からないし、降板してもしなくても出来が変わったと思えないのがより分かるだけなのでは
バランワンダーワールドは半年改修したらどうこうというレベルでないし
例に上げてるソニックのリングの話が今回の話の規模とズレすぎてるんで
この件に関してスクエニが悪かったとしても中さんに関する信用も特にないね