意識高いビジネスパーソンに人気のNewsPicksに、スクエニ吉田Pが登場しました!落合陽一氏との対談が実現しており、82分間の対談のうち17分がYouTubeで無料公開されています。気になる発言をいくつか抜粋すると…。
・海外のテレビドラマ4シーズン分くらいある。
・超ド級でやめ時のないゲームを目指した。
・そのくらいストーリーを楽しんで
・FF15は世界中で楽しんでもらったが、得られたフィードバックでは終盤でストーリーが急に終わったような印象。DLCが4作出る予定だったが、キャンセルになってしまった。
この先もFFを続けていくためには、FF15で悪いといわれた点であったストーリーをしっかり提示して、またシリーズに期待を持ってほしい。そんな思いですべてをストーリーにすべてをふった。
・日本は企業がゲームを作っているので、自分たちゲーマーが社内のライターにフィードバックして作った。第三者の目が入っていないが、一番うるさいゲーマーの目が自分たち。
・社長からFF16を作れないかと言われたのが、2015年くらい。7年前くらい。
落合:2015年の世界と2022年の世界はけっこう違う。戦争やコロナなど。ゲームでもフォートナイトやアンリアルエンジン。インディーズゲームの勃興など。それが制作に影響を与えたことは?
吉田:会社から7年前にオーダーをもらったが、その時はFF14を世界に拡大しているときだったので、FF16は3人で始めた。体制的に無理だった。1年くらいはFF14スタッフに少しずつ引継ぎをしながら、普遍的でわかりやすいシナリオにしようというもの。ベースがエネルギー戦争に近い世界観。マザークリスタルは言い換えれば油田で、そこから出るエーテルで魔法を使って世界が豊かになっている。いうなれば石油。ある意味で戦記ものであり、中世ゴシックファンタジーな世界で各国がマザークリスタルを奪い合う戦いでスタートした。逆に、まさかこの時代に戦争が本当に起きるとは。
落合:めっちゃ油田というか、パイプラインを止めるか止めないかでヨーロッパがとんでもないことになってますからね。
吉田:そうなんですよ。実は第二団トレーラー出すときには、一度予定したスケジュールをソニーに相談してキャンセルした。今回、リアルなストーリーを目指したので、逃げずに、血しぶきや生死に必死になっている部分も描いたので描写がキツめ。それを全世界にエンタメとはいえ配信していいのかというのはあった。
また、先日話題になった「ナンバリングはずすか議論」についても、語っています!
吉田:この前、海外で質問受けたときに、ナンバリングを外す議論をしたことがありますか?って聞かれたんですよ。で、したことありますよって返したんですけど。なんか、「吉田がはずそうと言っている」という風に拡散されてて。そういう話じゃないんだよなって。ただ、やっぱりFF16やってて、20代の人たちとか一本も遊んだことがない人がいる。なんでやんないの?って市場調査や直接聞く中で「だって1からやんなきゃいけないんでしょ?時間ないよ」って。いやいや、そんなことないんだよって。でまぁ、確かに海外の大作もナンバーやめてサブタイトル制に変えたものとかけっこうある。当然議論したんですけど、FFって派生タイトルもめちゃくちゃ出てるんですよ。なので、これナンバー取ったら派生タイトルに見えちゃうから、それはそれで難しいよね、って。あとはやっぱファンの方ってナンバーにプライド持ってくださっている方が多いので、そんなに簡単に外せるもんじゃないよねって、FF16でいってるんですよ。でもこの部分全部割愛されて、吉田が外せって言っているってなってる。