本日、FF16の吉田Pと落合陽一氏の対談の続編がYouTubeで公開されました!いやー、今回も面白い。いくつか気になった発言をご紹介します。
・ハリウッド映画と違って、ストーリーの第三者レビューは無い。その代わり作っているのは全員ゲーマーで自分たちが良いと思うまでやる。
・MMORPGは画面上に500人描画しなきゃいけないが、1人プレイ用は違う。スタッフはあらためてゼロからテクノロジーを勉強しなおした。
・プリレンダやめて、95%はリアルタイムレンダリング。海のシーンだけはリアルタイム無理だった。
・FFはファミコンの頃からグラフィックにこだわっていなので、期待値が高い。経営としても「これくらいかかるのは仕方ない」というのはある。
・社内にスカルプトを掘る職人がいる。芸大に採用プレゼンに行ったこともある。
・CMが減った理由:おもちゃ流通で小売店が何本入荷してくれるかの「買い取りビジネス」だった。だから、問屋の受注締め切りまでに大量にCMを流すのが通例だった。予約いっぱい入っていますよね?だから買ってください、と。ダウンロード版が増えてきたのと、顧客としても3か月前にCM流されても忘れてしまう。だから、発売直前に一気に熱を上げてその勢いで売るのが今のプロモーション。
・プロダクトは企画提案の段階で予算書をつける。初期に通したやつを見たくはない。引くに引けないところが出てくる。売上だけではだめだと思っていて、第3開発事業部の方針は「自分たちが面白いと思うものを作ろう」「少しだけ黒字にしよう」この2つだけ。そうすれば、次のまたお金もらって面白いものを作りに行ける。今回は引くに引けないので、これだけ売り切って見せるので、これだけかけさせてくださいと言って、幸い、がんばってと言ってくれた。あとはFF14で長年貢献しているので会社はNoと言いづらかったのかも。
木彫刻を学んだ学生をリクルートしているというのが一番興味深かったです
芸大卒のみんながみんな手にした芸で食っていけるわけではないので、デジタル時代にこういう仕事があるという気づきは有用でしょうし、端から見ていてとても面白いです
この動画のために課金したくなってきた・・・