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米津玄師 × FF16吉田直樹P 対談が公開! 「スクエニ社内に米津部屋を作って1週間かけてクリアしてもらった」

いよいよ明日発売となるFF16。そのテーマソングを担当したアーティストの米津玄師さんの公式YouTubeチャンネルで、FF16吉田プロデューサーとの対談が公開されました!動画は「前編」とのことですが、それでも20分もある大ボリューム。

お話は、ゲーマーである米津さんとのFF談義といったかんじで、子供の頃の原体験から今回の楽曲制作ににかける思いやこだわり、「スタッフとしてかかわってほしい」という吉田Pの熱い思いなどが語られています。動画の内容をテキストに書き起こしてご紹介します。

■コラボのきっかけ
米津:FF16発表当時はユーザとして楽しみにしていた。
吉田:僕らが作るゲームは地味で華が必要だった。若い世代に協力に発信できる人を探していた時に、米津さんが興味があると小耳にはさんで会いに行った。
米津:今回の主題歌誰なのか、いつかFFの主題歌担当出来たらいいなとスタッフと話していた。
吉田:FF14プレイしてくださっているとは小耳にはさんでいた。
   本当にお願いするんであれば、単純なタイアップじゃなくスタッフの一人としてやってもらいたいとお願いした。
米津:映像を見せてもらいながら語ってくれる姿を見て熱意がある人だと思った。自分たちのやっていることに矜持を持っているなと。
吉田:魂込めて曲を書いてもらうのに面白そうと思ってもらわなければと考えていた。ゲームの話になったときに表情が少年というか、ゲーマーの表情になった。熱く語ってもらえた。

■FF原体験
吉田:一番好きなFFが12だと聞いた時のガッツポーズ。
米津:本当ですか?
吉田:FFの中でも、12は空気感が似ている。
米津:FF12が一番思い出深い作品。当時は高校生だったが、学校から帰ってきてイヴァリースの世界に入り込んで帰ってこないという生活をずっとやっていた。それがとてつもなく豊かな体験だった。
吉田:FF16はFF12のスタッフも多いのでありがたい。自分はFFは1の印象が一番強い。オープニングでタイトルが出ずに橋を渡ったところでタイトルが出る。あとはジョブシステムのFF3。あとはFF7がもう、なんてものを作るんだと。
米津:FF7は小学生のころPSが発売になり、なんか知らないけどうちにあった。小学生の時にあれをやったのは人格形成に多大な影響を及ぼした。いまだにそのころから変わってないよなと話をする。
吉田:FF16もオープニングが後から出るのはFF1へのオマージュ。
米津:すごく印象的だった。けっこうプレイするじゃないですか。それで、どんと出る。まだ始まってもなかったのか!こっからどんだけ深い世界行けるのかとワクワク感があった。

■制作裏話
吉田:開発当初、灰色のポリゴンが動くところを見てもらったがどうでした?
米津:普段見ることないので、灰色のポリゴンが等速で移動するかんじなど、こういう風に作っているのかと。そこからモーションなどが入ってきて進化していく過程を間近で見ることはできたのはすごく意義があった。今回のゲーム、とにかく、圧力、映像美が全編通して占められているから、魔法のように見える。
吉田:ゲームの完成に近づき映像クオリティが上がって、何か変わった?
米津:それまでは想像していたが、実際に映像をみるとそれより広がりがあった。
吉田:その時期にまず一回書き上げてもらったが。
米津:最初は、もっとシリアスに曲を作ろうと思っていた。もっと救いようのない曲を作らなければと思っていた。でも映像ができていくにしたがって、キャラの表情や感情が近くに見れるようになって、到底そのようには作れないなと。クライヴには幸せになってほしいという思いが強くなった。最初に比べると、希望的な表現が多くなった。
吉田:いったん、そこで、どっちにふるか考えたいですと言ってもらって。そこは最後ゲームを通して体験してもらってと思っていた。いよいよゲームができてプレイしませんかとお誘いしたのが前回のツアーの途中でしたよね。
米津:トータルでいたのが一週間くらい。
吉田:うちの開発チームの一室に米津さん部屋をつくり。
米津:すごく楽しい一週間だった。一番最初にゲームをプレイできるなんてこんな贅沢なことないよなと。仕事でゲームできるってこんな楽しいんだなって。プラス、椅子がゲーミングチェアだった。椅子があまりによすぎて、それを言ったら、クリアしたら差し上げますと言われて。実際それもらったんです。
吉田:ちょうどFF14コラボモデルのゲーミングチェアだったので。たまに部屋に見に行った時に、米津さん椅子と一体化してましたもん。
米津:すごく肌触りの良いし、クッションよいし。こんな幸せでいいんだろうかとすごく思いましたね。

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