7月30日に発売となる技術書「スクウェア・エニックスのAI」の著者である4人のスクエニ社員が対談している記事をご紹介します。みなさまアカデミックな分野で活躍されていて、ゲーム開発者であり研究者でもあるようです。
個人的に特に気になったのはこのあたり。
例えば言語モデルと、キャラクターの性格を模倣できるAIを組み合わせることができれば、新しいキャラクターとのチャットが可能になるでしょうし、動的にクエストを生成することもできるはず。つまり、よりダイナミックなコンテンツをつくり出すことができるようになると思います。
初代PlayStationが発売された後、『FINAL FANTASY Ⅶ』のような3Dモデルのゲームは一気に普及しました。それと同じ状況が今後10年のうちに起きると予想しています。
深層学習を使った意思決定システムが「当たり前」の存在になります。ただ、そこで「深層学習が使えるようになりました」「強いエネミーがつくれるようになりました」という状況になったとしても、単に強いだけのAIをつくるのでは意味がありません。そこから「スクウェア・エニックスの価値を生み出せるか」を、何より考えるべきだと感じています。
生成AIによってここ2-3年で仕事のやり方が大きく変わってきましたが、ゲームにもその波が押し寄せてくるのは間違いなさそうですね。
リンクが見当たりませんがCGWORLDの記事の件かな
三宅さんをはじめとして研究者寄りの人材を抱えているのはスクエニの強みだと思うので、うまく生かしていって欲しいですね
コンピュータゲームは、ただ単に工学系の教材としても面白いですね、という感じで収めて欲しくないんです。仏教が興隆を極めていた頃のように、日々更新される世界像を感じながら、どうしても退屈になる「お受験」(お勉強)を、おとなの教育者が子どもに向けて、何を教唆できるか暗中模索して頂けたら幸いです。
工学技術には、半導体があって、CPUコアがあって、量子力学が・・・じゃなくて、もう少し、中高の履修範囲である「理科」にコミットして貰いたいということなんです。これは現場より上の人間が喋れる範囲で、あとでお話しさせて頂きます。
「絶対、夏のスプラトゥーン甲子園して欲しい」というのは、網野善彦して欲しい、宮崎正勝して欲しい、という意味なんです。大学生より早いステージから、学徒動員で勝ちたいんや!という心の叫びでもあります。
難問化のスパイラルで、教える側が肩の荷を降ろすっていうのは、バレバレだよということであります。