フランスの開発スタジオSandfall Interactiveが手掛けるRPG「Clair Obscur: Expedition 33」の開発者であるギヨーム・ブロッシュ氏と、FF15やCCFF7を手掛けてきた田畑端氏の対談記事をご紹介。ギヨーム氏は初めてプレイしたゲームがFF8で、そこから多くのJPRGをプレイし、ついにはUbisoftを退社・独立して自分の立ち上げた会社でRPGを開発するまでになってしまった方。そんな同氏と、田畑氏がJRPGと西洋のゲームの違いについて語っていく興味深い対談となっています。
ギヨーム氏:
西洋のRPGは、最初から最後までずっとシリアスなトーンをキープする傾向があるんですよね。AからZまで、一貫して地に足のついた、現実に近い世界観を描くことが多い。そういう作り方には確かにリアリティがあるのですが、正直、自分にとってはちょっと物足りなく感じることもあります。一方で、JRPGには「見たことのない壮大な世界に入り込んでいくワクワク感」があるんですよね。そのうえで、プレイヤー自身が物語の選択肢に関わっていくというよりも、JRPGのキャラクターたちが描いていくストーリーを見届けながら、彼らの成長を追っていく。そして、その成長を自分に重ねていく。そういう観点がすごく好きで、だからこそJRPGに強く惹かれるんです。
また、田畑氏からはFFの開発において、変えるものと変えないものの判断に悩んだ経験や、その中でチョコボが死ぬシーンについて大御所に確認をとりに行ったエピソードなどが語られています。
FF15田畑氏とJRPG大好きフランス人開発者の対談!
— スクエニ&ガジェットニュース:めっつぉ (@asanagi) April 15, 2025
・幼少のころFF8でJRPGにハマり開発者に
・JRPGは西洋と違い壮大な世界に入り込んでいくワクワク感がある
・田畑氏はFF開発で変える/変えない要素で悩んだ
・FF零式でチョコボが死ぬシーンは、チョコボの生みの親に相談しにいってOKもらった https://t.co/ldot2RWpdh pic.twitter.com/kGnBxN9c0x
日本文化は尊いので、ドラクエ風味にすると「親が親なら、ね、そうだよね」という、お母さんの友達同士の思いやりがあって、すっごく嬉しいんです。それって、自然食の互助会みたいでしょう?
ぼくも仕事で、公園にある八重桜の下で、農具の泥を落としていたら、風情があって泣けてきました。花弁が少しバラのような感じで、「ちょっと、罪深いな」と思ってしまって、本当に。
日本人は、ゲームでは、基本的に「最後まで付き合うよ」というハートなので、途中で投げ出したり、ファンを辞めたりといった仁義に反することは、あまり、できないんですよ。それは、つまり、面白くないですね。
味方同士で言い争って葛藤しながら、囲炉裏のような場所を見つけて、キャンプを張るという風に、ゲームの文法に沿っていても、経済人の方々は、意気込みが「企画が煮えてないんじゃないか?」と、ちょっと不安なんでしょう。
FF8好きいて嬉しい。
この人とFF8を語り明かしたいw
ティンバーマニアックスの編集部みたい。
海外産のコマンドRPGで既にミリオン突破していて、互いにリスペクトし合っていますね。
ギュスターヴは英語版(コスプレもしてくれたドイツ語版の方もそうらしいです)クライヴ役の方ですね。
国内のPSストアでも売れていると分かるので、日本語のローカライズが来たら内田さんがされるのかも。
Tides of AnnihilationもFFの影響受けてそうですね。